こんばんわ。パッチーです。
なにやら最近コロナのニュースの合間に取り上げられてる木下富美子都議。
無免許やら説明しないやら、都議と言う立場上信頼という物が大事なのでしょうけど、そんなものお構いなしの状況で今後どうするのだろうかと思い、色々調べてみました。
木下富美子都議は何をしたの?
まずは一体何をされたのでしょう?
2021年東京都議選期間中の7月2日午前7時半ごろに板橋区に無免許運転で人身事故を起こしています。
この事故により車を運転していた男性と同乗の妻が軽傷を負いました。男性の証言によると、交差点内で右折の表示が出ても木下都議が進まなかったため、男性がクラクションを鳴らすと木下都議は勢いをつけてバックしてぶつけてきました。そして青信号になった途端、木下都議はスピードを出して走り去ろうとしたため男性も追いかけ200メートル先で木下都議の車を止めたとのこと。
警視庁はあて逃げの可能性も視野に入れて捜査を開始したところ、免許停止期間中の無免許状態であったことが発覚。また事故後の捜査で免許停止期間中の5~6月にも計6回、都内で乗用車を運転していたことも発覚し、これらの道交法違反(無免許運転)容疑もあわせて9月に書類送検されている。
木下都議はこのことを都の公安委員会に報告しておらず、7月4日に都議選で再選し、投票翌日の7月5日に報道されている。
木下富美子都議の事故後の経緯は?
7月4日投開票の都議選に都民ファーストの会から立候補し再選された。しかし、無免許での事故が判明し、同5日付で同会は「当面の間、党員資格停止処分とする」と発表するが、同6日付けで除名処分とすることを決定した。ところが同日、木下都議は一人会派である「SDGs東京」を立ち上げた。これに対して小池都知事は「新しい会派を作るという出処進退の選択肢があることに私は大変驚いた」と述べている。
都議会は問題発覚後の7月下旬に1度目の辞職勧告決議を行い、9月28日には異例の2度目の辞職勧告を全会一致で可決されたが、木下都議はホームページで辞職はせず継続を表明し、体調不良を理由に議会の欠席を続けている。
10月4日 都議会より正副議長名義で「召喚状」が出されるが、体調不良を理由に「召喚状」には応じず議会を欠席している。その後、11月9日に再選後初登庁し議長と面談し議員辞職の求めには応じず継続を表明し報道陣の取材に応じている。
木下富美子都議が議長との面談後、報道陣の取材に応じ、謝罪。議員辞職は改めて否定しました。 pic.twitter.com/aQfdI4W10z
— 東スポ政治・社会 (@tospo_seiji) November 9, 2021
木下富美子都議 が辞職を迫られる理由
これまでの経緯でなぜ都議会からは「辞職勧告」であって、地方自治法による議員の身分を失わせる「除名」や有権者が議員個人の解職を求める「リコール」とはならないのだろうか?
地方自治法による「除名」は議会内での問題行動が懲罰の対象であって、今回はプライベートでの出来事であるためその対象にはならないそうです。また、「リコール」に関しても当選から1年間は行使できないと規定されているため、9月4日に再選しているため適応されない。今回の発端である自動車運転処罰法違反容疑などで書類送検された件に関しても、禁錮以上の刑に処せられた場合などに被選挙権を失う公職選挙法の規定にも現時点では該当しない。
都議会には「早く辞めさせるべきだ」などの意見が多く寄せられているが、現状で強制的に辞めさせる手段がないのが実状のようである。
木下富美子都議 の対応と今後
再選後支払われた議員報酬(月額81万7600円)の3カ月分は「NPO法人などの団体に寄付した」と説明し、同じく3カ月分の政務活動費月額50万円、は都に返還すると述べてはいる。議員継続を表明している木下都議は12月1日まで在職すれば、期末手当として約204万円を受け取れる予定とのことです。
11月18日に予定されていた議会運営委員会も体調不良を理由に欠席する意向を示している木下都議だが、今後も公開の場での質疑応答などでの説明を行わないままなのだろうか。
そんな中、警視庁は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて書類送検した。これにより東京地検が起訴し、禁錮以上の実刑が確定した場合は失職となるとのことである。
木下都議は、公人としてはもちろんのことだが、一個人としても社会に対して責任を持った対応をしなければ、今後議員活動を続けるにしても、それ以外の道を進むにしても自身の行動のツケが付いて回ることでしょう。
まがりなりにも有権者の代表として恥じない行動を示してもらいたいと思います。