キッチン周りを片付けようと思い、調味料棚を作ってみることにしました。
うちのキッチンはIHヒーターのため燃え移る心配はさほどないので難燃材を使わなくても大丈夫です。(たぶん・・・)
まずは倉庫に眠っていた廃材で使えそうな板を引っ張り出してきます。
ちょうどよい1x4(厚み19ミリ、幅89ミリ)の廃材を何枚か発見。その中から45センチを二枚と65センチの物を二枚選択しました。
続いて、こちらも倉庫から引っ張り出したパイン材の棚柱です。
これは元から溝とビス穴が開いており、溝の幅も1x4の板用に彫ってあるので大変便利です。
さて、これらをそのまま使うには棚柱はまだ良さそうですが、棚板になる1x4の廃材は大分汚れているのでヤスリで全部磨きます。木材の断面などはささくれ等もあるのでしっかり磨きます。また、表面の汚れも磨くことで取れ、この後に塗る塗料なども染み込みやすくなります。
次に塗装ですが、こちらも倉庫にあったステイン系の塗料「VATON」を使います。ステイン系の塗料は木材をペンキのように覆うのではなくて染み込ませる形になるので、木目も綺麗に残って防腐材が入っているものであればかなり経年劣化が抑えられます。
ステイン系の塗料を塗る際にはハケなどではなく、布などに染みこませて塗る方がきれいに塗れるのでビニール手袋などをして塗るのがおすすめです。
出来上がりましたらしばらく乾燥させましょう。
乾燥したら仮組をしてみます。
あ、今回はたまたま見つけた廃材の長さがちょうどよかったので切ったりはしませんでしたが、取り掛かる前には設置場所を測ったりは事前にしておきましょうw
4段構成で考えていますが、一番下の棚板は奥側に段差があるので少し手前にずらします。それと一番上の棚板はちょっと大きめの調味料を乗せることも考慮して三段目より短めの棚板を使用します。そのため一段目と4段目が短い45センチの棚板、2番目と3番目が65センチの棚板となりました。また、棚板の高さは実際使っている調味料を乗せながら調整していきました。
仮組が終わったら次はアイアンウォールバーを取り付けます。
今回使用するバーは取り付け部分がL字になっている物で他にはT字になっている物もあります。今回は棚板から調味料が落ちないようにする柵の役目なのでスペースの都合からL字を選びましたが、使用場所によって選択できますね。
固定用のビスは小さいのでドリルを思いっきり回すとビス穴が大きくなり止められなくなって しまうのでトルク調整が出来る電動ドリルであれば最小に、なければ手で回しましょう。
バーの固定が終わったら棚板の固定です。
ここで気を付けなければいけないのがいきなり棚板と棚柱をビスで止めない事です。棚柱にはあらかじめビス穴が開いているのですが、棚板は側面にあらかじめ穴(下穴)をあけておかないと棚板が割れるので気を付けましょう。
棚板と棚柱が固定出来ましたら設置します。
今回の調味料棚は棚自体が自立しますが、地震などで倒れてきたら危ないので棚柱の後ろに強力な両面テープを貼ります。あと棚板の奥の方の壁と接触する部分にも両目テープを貼ることで棚の二面を固定する形になるのでちょっとやそっとでは倒れません。
キッチンの壁が壁紙などではなく防炎仕様の壁だったのもありビスなどで固定しませんでしたが、やはりなるべく壁に穴はあけたくないので、もし両面テープが使えないような場所であれば、一番下の棚板を大きく安定したものにしたり、棚自体をL字にしたりと工夫も出来ます。
これにて完成です!
いかがでしょうか?廃材と家にあったものを使用したのもありますが1000円しないで完成しました。ホームセンターだのへ行けば、棚板自体も値段は高くなく、あらかじめ長さを測っておけば、ホームセンターで切ってくれるサービスがある場所も多いので割と簡単に出来上がります。また、今回は廃材利用ということもあり塗装しましたが、屋内で使う分には必要なく、木材のそのままの風合いを楽しむこともできますのでそちらもオススメです👍
ーおまけー
今回使用した電動ドリルですが、ブラックアンドデッカーというメーカーから出ている「マルチツール ベーシック マルチエボ」という先端のアタッチメントの交換でサンダーやジグソーにもなるというスグレもの!
数年前に購入して、ずっと使用していますがこれ一台で大抵のことは出来ますし、そのほかの丸ノコやトリマーなどといったアタッチメントも追加できます。
DIY初心者の方から上級者の方まで使用できるマルチツールなので、もしこういった工具の購入にお悩みの際には検討の価値ありです!
それでは良いコスパライフを!